【コラム】黙秘権(Ⅱ)~黙秘しても不利にならない?
1 はじめに 取調べ受忍義務を前提とする日本の捜査実務では、被疑者が「黙秘します」、「弁護士と相談したい」と言っても、取調べが中止されることはなく、むしろ、そのような態度をとったことによって、
【コラム】押収拒絶権とは誰のためにあるのか
【コラム】弁護人が取調べに立ち会う権利について
先日、「EU諸国における取調べの可視化と弁護人の立会い」というセミナーに参加してきました。 取調べへの弁護人の立ち合いについては、最近、日産のカルロス・ゴーン氏が逮捕された事件に関連して、フラン
【コラム】ゴーン氏の収容先について
ゴーン氏が逮捕・勾留されていることは大きなニュースになっています。 ここでは、逮捕された彼が東京拘置所に収容されていることについて、少しだけ触れたいと思います。 現在の日本では、一般的に逮捕
【コラム】吉澤ひとみさんの執行猶予判決について思うこと
黙秘権(Ⅰ)~黙秘は権利か
1 はじめに 「黙秘(権)」という言葉は、今では広く知られている言葉と言ってよいでしょう。しかし、そのイメージとなるとどうでしょうか。 「容疑者は依然として取調べに黙秘を続けています。」
第14回国選弁護シンポジウムに出席して
平成29年11月17日に横浜で行われました「第14回国選弁護シンポジウム もう待てない!逮捕段階からの実現弁護の実現を」に参加いたしましたので、遅ればせながらご報告させていただきます。 本シン
新人弁護士活動記・準抗告パート2!
本年獲得した、勾留に対する準抗告の2件目について、ご報告です。 店でのトラブルで店員に暴行して怪我をさせたという傷害事件で、本人は一切暴行など働いていないと否認している事案でした。1件目
「沈黙法廷」法律監修について
WOWWOWで放映されている「沈黙法廷」というドラマの法律監修を担当いたしました。 もともと、本ドラマの原作について法律監修としてお付き合いをさせていただいたご縁で、ドラマ化も担当したという流れでし
新人弁護士活動記・準抗告パート1!
弁護士になり、今年3月頃から、単独で刑事事件の国選や当番を引き受けられるようになりました。 さっそく、6月末頃に、勾留に対する準抗告が2件連続で認容されるということがありましたので、ご報告したい